手作りナッツバター
アーモンドバターやピーナッツバター等々。ナッツのバターはいろいろありますが、とても甘いイメージがありませんか?トーストにピーナッツバターを塗って、さらにその上にジャムをかけるなんてとてもアメリカン。笑 海外の人ってピーナッツバター好きですよね。めちゃ太りそうですが。
もちろん甘いナッツバターはおいしいんですが、甘みがなくてもナッツの風味が存分に堪能できます。いや甘みがないわけではないんです。甘味料を入れなくても、自然な甘味がほんのり。
コクがあって濃厚ナッツバターは、とても簡単に作れちゃいますよ。
余談ですが、ピーナッツはナッツの種実類ではなく、豆類に属しますよ。
アーモンドバター
では早速作っていきましょう。まずはアーモンドバター。
材料
- アーモンド 100g(生でもローストされたものでも)
- 海塩 ひとつまみほど
作り方
作り方なんて大層なことを言ってますが、ナッツをフードプロセッサーまたはミキサーで攪拌させるだけ。攪拌させていたらあら不思議、いつの間にかバターになっています。
途中、ミキサーの内側に付いた粒などをヘラで落としてやり、ペースト状になるまで繰り返し攪拌してください。そう、バターと言ってますが、ようはペースト状になったものです。そしてこの作業が少々面倒ではあります。
油分を含むナッツは砕かれ粉状になり、さらに攪拌しているとペースト状になります。
ミキサーにアーモンドだけを入れてセット完了。回していきますよ。
はじめはゆっくり。徐々に回転数を上げていきます。アーモンドが飛び跳ね、まずは粉状になってきます。粒が飛び散り空回りになってくるので、都度攪拌を止めて側面に付いたアーモンドをヘラなどで落としてあげましょう。何度もこれを繰り返します。ある程度回してから塩を入れましょうか。
アーモンドバターに甘味が欲しいなら、これくらいのときにメープルシロップなどを入れてもいいでしょうね。入れなくてもほのかな甘味はありますよ。塩が甘味を引き立てます。
段々とペースト状になってきました。もう一息です。側面に付いたアーモンドを落とし、空回りしないよう根気よく攪拌を続けます。
ペースト状になりましたね。完成ですね!
保存する瓶は煮沸消毒しましょうね。
またこの保存瓶は百均で買ったものなんですが、アーモンド100gでちょうどいい分量になりました。縦約6cmの小さな保存瓶です。
食べた感想
めっちゃめちゃ濃厚です。まずはこの一言しか出てこない。ねっとりとして、もうすべてが凝縮されている感じ。うまい。
口の奥の方で、ほんのり自然な甘味があります。
トーストなどに塗った場合、上からメープルシロップなどをかけることができるので、作る段階では入れなくてもいいでしょうね。甘味があまりないほうがいろいろ応用が効くでしょうし。
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くるみバター
では次にくるみです。材料はくるみ100gと海塩少々。分量、作る手順共にアーモンドのときと同じです。
きれいに撮ってもらいました。カメラと撮る人が変わるとこうも違うものか。
やはり百均の保存瓶でぴったりの量ですね。
食べた感想
アーモンドバターより滑らかです。柔らかいといったほうがいいのかな。でも濃厚です。余計なものは一切入っていませんからね。
カシューナッツバター
最後はカシューナッツです。分量、作り方共に同じです。
きれいなクリーム色。生クリームの代わりにカシューナッツでクリームを作ったりするのですが、意外にも1番固いように思います。
食べた感想
冷蔵庫に入れておくとさらに固くなりました。アーモンドバターとくるみバターはそんなに固まらなかったんですけれどね。飽和脂肪酸が1番多いのかな?どうなんでしょうね。
味はしっかりとカシューナッツを味わうことができますが、甘味は比較的少ないかも。これも意外です。
浸水させなくて大丈夫なの?
ナッツに関して詳しい方は、浸水させなくてもいいのかという疑問が湧き上がるのではないでしょうか。いろんなナッツを使った料理のレシピを見ても、生のナッツを使う場合は大抵ナッツを浸水させることから始まります。
今回すべて生のナッツを使ったんですが、浸水させませんでした。浸水させなくても大丈夫だったんです。なぜなんでしょう。
生のナッツを浸水させる理由
といった理由があります。
生のナッツを浸水させる場合は、食品乾燥機などでしっかり乾かします。すぐに使う場合は乾かさなくても大丈夫。水気だけ拭いてあげましょう。
生のナッツには酵素抑制物質があり、浸水させることで酵素抑制物質を中和し、生きた酵素を摂取できるようになるんですね。
酵素抑制物質は、摂取すると体によくないんですね。
浸水の仕方
ナッツを水に浸し、常温で置いておきます。途中1、2回水を変えたほうがいいです。
浸水し終えたらフードドライヤーで乾燥させますが、すぐに使うのであればこの工程は不要です。
フードドライヤーは45度くらいで12時間から24時間しっかり乾燥させます。
浸水させた場合はナッツに含まれる油分も流れ出ます。なのでミキサーにかけてもパウダー状にはなりますが、油分が少ないためなかなかバター状になりません。
よって浸水させたナッツでバターを作る場合、オリーブオイルやMCTオイルなどのオイル類を足す必要があります。
浸水させるとこんなに大きさに違いが。
熱で酵素抑制物質は中和できる
とまあここまで長々と説明しましたが、熱を加えることでも酵素抑制物質は中和できるんです。
生のナッツをフライパンで炒ってから使うのもありですが、浸水させるほどではないにしても手間ですよね。じゃあどうするのが1番手っ取り早いのか。
浸水だとか酵素抑制物質だとか長々と説明しましたが、ミキサーで攪拌させる熱でも酵素抑制物質は中和されると言われております。
ですから買ってきた生のナッツを、そのままミキサーに投入でいいわけです。それだけで簡単にナッツバターが作れてしまうんですね。だから今回は生のナッツでも浸水しないで作れたんですね。
もしローストされたナッツを購入する場合は素焼きのもの、そして塩を使っていないものを選ぶようにしましょう。油を使っているものはどんな品質の油を使っているか分からないですしね。
まとめ
ナッツの旨味をもっとも感じることができたのは、アーモンドバターかも。トーストに塗って、その上にブルーベリーのせてアガベシロップ をかけるのがお気に入りです。
その他にも、チアプディングにのせたりスムージーボウルにトッピングしたり、あと冷奴にも合うんですよ。醤油垂らして一緒に食べてみてください。
僕はあまり気にしませんが、カロリーを気にされる方はお気をつけくださいね。ナッツはカロリーそこそこありますからね。
とはいっても適量なら問題なし。オメガ3やオメガ6などの良質な植物性油をナッツで摂取するのもいいですよね。
簡単に作れていろんな料理に使えますので、ぜひお試しください。
チョコのオーバーナイトオーツにも相性抜群!!
カシューナッツバター添えてます。